相続の検討はいつから始めるべきか
相続の検討は遅くともご逝去から2カ月以内に始めましょう
相続に同じ相続は一つもありません。
税理士になって20数年、多くの相続の仕事をさせていただきましたが、病死、事故死など亡くなった原因、家族、相続人のあり方など相続にはそれぞれのご事情で同じものは一つもありませんでした。
どのタイミングで相続税申告の相談・依頼を受けるのかも様々です。ガンの末期で生前から相談をいただいた方もいれば、死亡後10カ月の申告期限の2週間前といった場合もありました。
仕事の性格上、税理士の方からお話を持っていくことはなかなかできません。
通常どの時点で相続の手続を始めるのか。宗教観や相続人のご事情でいろいろですが、仏教が多いこの国ですので、49日までは亡くなった方へのご供養がまずは優先されることと考えています。
法律上は、亡くなって3カ月以内の相続放棄と限定承認の期限、4カ月以内の所得税の準確定申告がありますので、資料集め・検討を考えると遅くとも亡くなって49日が終わり、2カ月までには相続の検討を始めることをお勧めします。
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